- 2009年10月11日 13:28
- スポーツ自転車入門
自転車の本体(フレーム)は数種類のパイプが組み合わさって形成されています
そしてスポーツバイクのフレームに採用される素材には『カーボン』のようなハイテク素材があります。素材自体が非情に軽いので車体そのものを軽量にでき、さらに素材が路面から伝わる振動をできるだけ吸収してくれるため、乗り心地は抜群に快適になります。ただし優れたものほど高価になるのは世の常ですが・・・。
予算的に10万円以内のスポーツバイクをお求めでしたら、一般の自転車に用いられるアルミやスチールをお勧めします。各メーカーの設計によっては比較的安価なアルミフレームでも、パイプの形状ウや厚みを微妙に変化させ、「しなる」感じのものもあるし、シートポストやフロントフォークなど部分的にカーボン素材を用いた『ハイブリッド』なデザインのバイクもあり、同じ価格帯でも各ブランドで乗り心地はかなり変わります! 私なりにフレーム素材を色々調べてみましたが、素材の名称はメーカー独自のものもあり、アルミ素材だけでも非常に多くの種類があるのに気づきました。
はじめてスポーツバイクを購入する際、またはグレードアップの際に、カタログだけで判らなければ、販売店を数件まわり、そこそこでの説明を基に検討すると良いですね~。下記フレーム素材の一覧は一般的なものですが参考になれば幸いです。
【主なフレームの素材による特性】
- カーボン F1に採用されている素材でお馴染!炭素繊維にエポキシ樹脂を混合させた炭素化合物です。弾性があり衝撃を吸収して元に戻る性質があるため、すごく軽量で乗って疲れない理想的なハイテク素材。弱点は錆びないのに紫外線に弱いのと(室内保管が望ましい)、通常は丈夫ですが転倒や締付けトルクのかけ過ぎなど取扱いが悪いと割れる恐れ!?があるところです。まだ製造コストから値段も高価な部類ですが、今後主流を担う素材として更なるコストダウンにも期待!
- チタン 潜水艦などにも使われている特殊な非常に硬い灰色の金属で、代表的なチタン素材はアルミとバナジウムの配合から成るようです。溶接による劣化が少なく、外界にさらされても経年劣化に対し高い耐久性を誇ります。また適度な弾性も備え何よりその硬度から薄くしても強度が下がることもなく軽量化を図れる優れた素材です。しかしフレームの加工に特殊な技術が必要で取り扱うメーカーも数少なく、これも製造コストから高価な部類になります。
- スカンジウム 近年、軍事機器や宇宙船に使用されるハイテク素材です。アルミニウムに微量のスカンジウム元素を加えることにより、アルミには得られない高い剛性を誇るものをスカンジウム・アルミ合金と称されるようです。またスカンジウムは希少元素のため、質量あたり金よりも高価なものとして知られているそうです。軽さも兼ね備えており、カーボンパーツと組み合わされることで高いアドバンテージを得られる注目のフレーム素材でしょうか!しかしこれもまだ高価です(^^;
- アルミ 現在、最も主流の素材で軽量かつ堅牢で、錆びにくいうえに安価であるため一般に幅広く使われています。素材そのものは鉄やチタンよりも柔らかいので、フレームを構成するチューブを太く大径化し剛性を上げて、その結果乗り心地が硬くなってしまうようです。それでも鉄と比較すると軽量なフレームをデザインしやすいというメリットがあります!含有物の種類からこの素材には特徴があり、6000系は乗り心地はしなやかですが重量が重くなり、7000系は逆に重量を軽く出来るも乗り心地が硬くなるようです。剛性は7000系の方が少し上のように思います。因みに7005ダブルバテット(強度を落とさないよう両端はそのままで、中央部を薄くしたフレームパイプ)などのように、パイプの中側にハイドロフォーミング(水圧を加え加工する方法)で成型した特殊なものもあります。
- クロモリ クロムモリブデン鋼=鉄を主成分としたクロム(Cr)とモリブデン(Mo)を含む合金で、要は "鉄" なので重く錆びやすく、金属疲労による経年劣化が早いという欠点が目立ちます。しかし!クロモリには特有のしなやかな弾性があり、ロングライドでも疲れ難く、特にコロンバスやレイノルズのフレーム素材は有名で、細身のパイプで組まれる繊細なフレームの姿はサイクリストの間では絶大な支持を得ています。他の素材よりも製造に必要な設備が小規模で済み、自由度の高い加工を施せるため、数多くのフレームビルダーが希少価値の高い、独特のデザインをもつフレームを製作しており、それがクロモリの魅力になっているようです。
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